席田校区には、7つの町があります。東平尾町・青木町・エバー・池石町・上臼井町・下臼井町・大井町です。
参加者は、各町の公民館・公園に集合して受付!(実際の災害の際、地域の公民館に避難した町民の人名確認の訓練を兼ねて参加者各々で受付表に記名しました)
誘導員(民生委員・福祉委員)が、本部の自主防災会に避難人数とともに町公民館から避難場所である小学校に移動する旨を連絡後、出発。
町民みんなで避難場所(席田小学校)まで歩いていきました。
今回、社会福祉協議会のご協力で各町公民館に2台づつ車いすを事前準備することができ、参加者の方々に実際に乗って頂いたり、押して頂きながらの車いす体験も合わせての避難訓練となりました。
小学生の通学路を使っての経路でしたが、歩道の傾きや段差等に苦戦しながらの道中のようでした。
実際に車いすを押した方は、「初めて押してみたけれどなかなか思うように動かなくて難しかった!」
「誘導員の人に車いすを動かす前に乗っている人に声をかけることが大切と聞いて、あらためて物ではなく人を運ぶ乗り物なんだ!って、気づいた」っという感想が聞かれました。
午前9時40分頃には、各町からぞくぞくと避難場所の小学校に町民が集合!
席田校区自主防災会本部に各町の民生委員・福祉委員から到着避難人数を報告。
予定通りの9時45分、全員そろって開会式を始めることができました。
席田校区自主防災会会長の吉田萬蔵氏の挨拶、席田消防団団長の古賀正徳氏の安全な訓練を!っという言葉に続いて、福岡市消防局からの訓練内容の説明がありました。
いよいよ午前10時、防災訓練開始!
続きは、引き続き追記をご覧ください町別にA班・B班に分けての訓練が始まりました。体験内容は初期消火訓練・煙道体験・応急担架作成および搬送訓練・防災ビデオ視聴・救命講習(AED他)。
参加した子ども達は、消防局のはしご車に試乗体験させて頂いたり、またあこがれの消防車の前で記念撮影する親子の姿も見られ、緊張感のあるなかにもほっとする光景が見られました。
また、参加したおばあちゃん方も久しぶりに会う知り合いと手を結ぶ姿もあり、ちょっとした出会いの場にもなっていたようでした。
訓練体験の最後は、席田消防団分団員の方々と参加者全員でのバケツリレー消火訓練でした。
席田消防分団による操法披露及び目標に向けての放水では、分団員の大きな掛け声やホースから飛び出す水の勢いに子ども達も驚いていました。
事故等もなく無事に各訓練を終え、再び民生委員・福祉委員の誘導員による誘導で各町公民館まで帰り、すべての訓練終了。
この日の防災避難訓練参加者数は、大人・子ども・地域の消防団員合わせて約250人。
赤ちゃんから高齢者まで、また障がいをもちながらこの席田校区に暮らすみんなが参加できた防災避難訓練でした。
寒い時期での開催にもかかわらず、大勢のみなさんに参加していただけたことにあらためて席田の地域防災意識の高さを感じました。
3月11日の東日本の震災をしっかりと受け止めて、自分たちの地域の防災につなげていくことが大切なことを、大人をはじめ子ども達もいっしょに考えることができた一日だったようです。
この日の参加者には、保存食とお茶等がひとつづつ配られました。
これからも災害時要援護者の安全確認・避難場所の確保・備蓄品・簡易トイレ等々、まだまだ考えることはたくさんあります。
『災害に強い地域 席田校区づくり』を目指して、これからも各種団体の連携をもって席田校区自主防災会をすすめていきたいと思っています。
昨年末から3回にわたり開催されました校区福祉座談会の報告をふまえて実施した今回の防災避難訓練。
たくさんの校区のみなさんがいっしょに語り・協議・そして実施できたことは貴重な体験だったと感じています。
ここにあらためて感謝いたします。ご協力いただきました校区のみなさま・各関係機関のみなさま、本当にありがとうございました。
今後も住みよい席田校区づくりを目指して、いっしょにがんばりましょう
【席田校区福祉座談会報告】
実施:平成25年11月~12月(3回開催) 参加者数134人
座談会の結果:「4つの助け合いプラン」がまとまりました
⑴楽しい集いの場に参加してもらおう(既存の行事への参加)
⑵楽しい集いの場に参加してもらおう(新しい集いの場をつくる)
⑶見守りボランティアグループづくりを考えよう
⑷避難訓練をしよう
上記の中から、最初に「⑷避難訓練をしよう」を実施しました。
みなさんが一生懸命に考えてくださった大切なプランは、必ずひとつづつ実現できるようにすすめていく予定です。
主催: 席田校区自主防災会
席田校区自治協議会
席田校区社会福祉協議会
席田校区自治協議会
席田校区社会福祉協議会